当記事では、当社も製造している特注台車について、利点や製作方法をご紹介します。是非ご確認ください。
特注台車について
特注の台車は、既製品では充足できない部分をオーダーメイドすることで、より多くの荷物を一度に乗せるまたは重い荷物が運搬できるようにするためのものです。
特注台車の利点
それでは特注台車の利点は何でしょうか。以下にて説明します。
手待ちのムダを解消
フォークリフトでは免許や台数によって手待ちが発生しますが、特注台車であれば誰でも動かすことができるので、ムダを解消できます。
重量物や長尺物の運搬が可能
既製品では運びたい重量に耐えられない、ワークサイズが大きくはみ出してしまうといった問題を解消できるよう、ご要望に沿った耐久性、サイズに製作ができます。
効率向上/負担軽減
腰高に設計することでかがみ作業がなくなり、作業効率の向上、体への負担軽減につながります。また、作業台としても併用可能なため、工場内の整理整頓や整流化を促進いたします。
特注台車の製造工程、設備や加工方法
特注台車は以下の工程で製造しています。
➀アングル、角パイプ、プレート、取っ手などを溶接し、枠組みを作る。
➁希望の最大重量に耐えられるタイヤをつける。
③錆び止めや希望の色で本体に塗装を行う。
上記の工程では、以下の設備を用いたり、加工することで製作していきます。
レーザ加工機、プレスブレーキ
鋼材からレーザ加工機で形を抜いて、プレスブレーキで曲げることで、特注台車の枠組みとなる部品を加工します。アングル材を使用する場合には、万能型鋼自動加工機(ユニットワーカー)を使用することもあります。
溶接
枠組みとなる部品同士を溶接することで、台車の形を作ります。取っ手やタイヤの取り付け部分を付けたり、製品を置く部分を取り付けたりします。
塗装
焼付塗装を行う際に、脱脂工程で洗浄機を使用し、塗装後に乾燥炉を使用します。
組立
本体にタイヤを取り付けて、完成となります。
らくらく台車「腰高くん」の製品紹介
長谷金属株式会社では、工場内の整流化に対応した特注台車の製造を行っています。こちらの商品は、当社でも課題であった製品の運搬における課題を解決するために製作し、自社製品として販売しているものです。効率化だけでなく、かがみ作業をなくすことで腰痛防止や押しやすい高さに設計することで、体への負担軽減につなげています。また、作業台として使うこともできるため、作業スペースを広くとることができます。
詳しくは以下をご確認ください。