Before (改善前)

 切欠き加工を行う際にアングル鋼材に対して、レーザー加工機を用いて加工しています。 例えば、上図の様な L=100mm×100mm×10mmのサイズのアングル鋼材に長穴をレーザー加工を行います。しかし、①レーザー加工する際に冶具が別途必要である、②セットにかかる時間が長くなる、③段取りに時間がかかるなどの理由で、リードタイムが大幅に延びてしまいます。

V

After (改善後)

 アングル鋼ではなく、板材に対して切欠きをタレパン及びレーザー加工を施すことでリードタイム短縮することができます。タレパンとレーザー加工によって切りと抜きを終えた板材に対して、ブレーキ工程で曲げ加工を行うことでアングル鋼と同様の形状の製品の製造が可能です。母材からの単品加工が可能ですので、短納期にも対応出来、また工数を削減することもできます。

POINT(要約)

 切欠き加工を行う際に、アングル鋼材を用いて加工が行われることがあります。しかし、レーザー溶接用の治具が必要だったり、段取りに時間がかかってしまうなどリードタイムが大幅に延びてしまいます。そこで、板材に対しタレパンやレーザー加工等で同様の形状の製品を加工する方が工数を削減でき、大幅にリードタイム短縮をすることができます。